黄梅院のしだれ桜
概 要:
胸高周囲約5.5m、樹高約18mの古木で、紅梅を思わせる赤味の強い花が咲きます。シダレザクラ(※1)の典型的な傘状の美しい樹形をしており、幹の途中から出た根が古い幹内に食い込んで成長を支え、現在も樹勢があります。
市内のシダレザクラの中でも特に赤味が強いことで知られています。
※1 シダレザクラ:枝が柔らかく、下にたれる桜の総称です。
黄梅院は天正10年(1582)、島田村(飯田市松尾)に創建されましたが、飯田城主脇坂氏の命により、現在の地に移ったといわれています。武田信玄と三条夫人の間に生まれた黄梅院姫の菩提寺(ぼだいじ ※2)として建立されたとの言い伝えもあります。
※2 菩提寺:亡くなった方や先祖の霊を供養するための寺をいいます。